水出し緑茶の作り方と、温度と時間の関係
水出し緑茶は、苦みが出にくく甘みが前に出るため、緑茶が苦手な方にも飲みやすいです。ただし温度と時間の管理を間違えると、旨みが出なかったり、雑味が出たりします。
なぜ水出しは苦みが少ないのか
カテキン(渋み・苦み成分)は高温で溶け出しやすく、低温では溶けにくい性質があります。水出しでは水温が低いため、カテキンの抽出が抑えられ、テアニン(旨み・甘み)が相対的に前に出ます。
この原理を理解すると、水出しに向く茶葉の選び方も分かります。もともと旨みが強いかぶせ茶や玉露は、水出しにすると甘みが際立ちます。
温度と時間の目安
冷蔵庫の野菜室(約7度)で四時間が、知覧のかぶせ茶には合っていると感じています。通常の冷蔵室(約4度)では抽出が遅くなり、六時間ほど必要になります。
常温(25度前後)で抽出すると一〜二時間で飲めますが、雑味が出やすくなります。衛生面でも冷蔵庫での抽出をお勧めします。
茶葉の量と水の比率
目安は水500mlに対して茶葉10gです。濃いめが好きな場合は12〜15gに増やしてください。抽出後は茶葉を取り出し、その日のうちに飲み切ることをお勧めします。
水出し煎茶は、前日の夜に仕込んで翌朝飲むのが一番手軽です。茶葉の量り売り(¥300〜/10g)で購入した茶葉で、ぜひ試してみてください。