かぶせ茶と玉露の違いを正確に理解する
「かぶせ茶は玉露の一種ですか?」という質問をよく受けます。どちらも茶葉に覆いをかけて育てる被覆栽培の茶ですが、被覆期間と規格が異なります。混同されやすいので、整理しておきます。
被覆期間の違い
玉露は収穫前20日以上、茶園全体を遮光シートで覆います。光を遮ることで、茶葉が光合成を抑え、旨み成分(テアニン)を蓄積します。かぶせ茶は被覆期間が7〜14日程度と短く、玉露ほど旨みは強くありませんが、煎茶より甘みが出ます。
被覆期間が長いほど旨みが強くなりますが、同時に管理の手間とコストも増えます。玉露が高価なのはこのためです。
味と淹れ方の違い
玉露は50度前後の低温で淹れるのが一般的です。高温で淹れると旨みより渋みが出てしまいます。かぶせ茶は65〜70度で淹れると、甘みと適度な渋みのバランスが取れます。
知覧のかぶせ茶を水出しにすると、苦みがほぼなくなり、甘みだけが残ります。玉露の水出しと似た印象になりますが、価格は玉露より手頃です。
どちらを選ぶか
旨みの強さを求めるなら玉露、甘みと飲みやすさのバランスを求めるならかぶせ茶が向いています。毎日飲む茶としては、かぶせ茶の方が扱いやすいと感じる方が多いです。
Smart Solstice では知覧のかぶせ茶を一煎席(¥1,200)でお出ししています。水出しでのご提供も可能ですので、ご来店の際にお申し付けください。